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きものを学ぼう 西陣織の代表的な織物 「錦織(にしきおり)」について

2023.04.06


みなさま、こんにちは。

本日も帯みのりのblogをご覧下さり、

誠にありがとうございます。

 

今年の桜は少し早めに開花して、

卒業式と入学式の両方に

華を添えてくれていますね。

 

 

桜は咲いてる時はもちろん、

散り際のうつくしさは、

格別の趣がありますね。

 

さて、本日の帯みのりのテーマは

「西陣織の代表的な織物の技法 

錦織(にしきおり)」

についてです。

 

「錦織(にしきおり)」

 

錦秋、故郷に錦を飾る……。

価値が金にも等しいという意味をもつ

「錦」を冠した「錦織」は、

金銀糸や多彩な色糸を駆使した

絢爛豪華な絹織物の最高峰です。

 

光の当たり具合で表情がたいへん美しく

変化するさまは素晴らしく

「光の織物」

とも呼ばれ、古代から尊ばれてきました。
 西陣織の錦織(にしきおり)には、
経錦(たてにしき)と緯錦(ぬきにしき)があります。

経錦(たてにしき)

経錦(たてにしき)とは何色もの彩色を用い

紋様を織り出す錦のなかでも最も古い歴史をもっています。

 

千二百年以上も前から

織られていた織物といわれていますが、

その発祥は定かでありません。

中国から日本にその技法が伝えられた年代も

古すぎて記録が残ってません。

 

しかし、七・八世紀の飛鳥、奈良時代の遺品は、

法隆寺や正倉院に伝えられ、現在も見ることが可能です。

 

 

経錦(たてにしき)は、文字通り、経糸(たていと)によって、

地の文様が織り出されている錦です。

 

つまり3色の配色による織物であれば3色3本の経糸を1組として、

これが互に表裏浮沈交替して地や文様を織り出しています。

 

したがって、色数が多くなれば、それだけ経糸の本数も増すことになり、

開口の操作も容易でなくなりますから、自然配色にも限りがあり、

また大きな紋様は織り難いということにもなります。

 

それ故、経錦は普通二重経のものがほとんどですが、

なかには四重経、六重経というような驚くべきものもあります。

 

また配色に変化をつけるために、

地を何色かの縞にする場合もあります。

 

 

九寸なごや帯 株式会社みやび  古代織経錦全通 | 名古屋帯 | 京都西陣 帯の卸し問屋 帯みのり (obiminori.com) 帯みのりHPより

 

緯錦(ぬきにしき)

錦の歴史は大変古く、中国では漢代に遡り、

わが国でも奈良時代にすばらしい発展を遂げ、

経錦、緯錦などの技法や各種の紋様の錦が織られてきました。

 

平安時代以降になると、更にそれは細分化され唐錦、

倭錦、糸錦などと名付けられた諸種のものが織られてきました。

また、緯錦においては、

奈良時代と平安時代とではその糸遣いを異にするなど

錦は時代とともに複雑多様に発展していったことになります。

 

錦地を代表する「糸錦」は天正年間、明の製織法にならって

西陣で織り始められたという記録がありますが、

別搦みで裏の絵緯の浮糸を綴じた錦が

盛んに織られるようになったのは、

帯地に用いられるようになってからと考えられ、

江戸時代だと考えられます。

 

錦とは種々の彩糸を駆使して紋様を織り出した織物の総称であり、

織物の中では最も華麗なものの代名詞的に使われています。

 

多くの絵緯(紋様表出にだけ必要な緯糸)を用いて、

さまざまな多彩な紋様を織り出した織物(錦)のなかには、

織法や紋様に応じて固有の名称をもっているものもあります。

 

通常地を3枚綾とし、絵緯は表裏とも別搦糸で抑えた

「糸錦」が錦地の代表といわれています。

 

錦は振袖や礼装用の帯に用いられる他、

袋物や法衣、人形衣裳、舞台衣装、

表具、能衣裳にも利用され、人々に今も愛され続けています。

 

 

帯みのりHPにも

うつくしい西陣織の錦織帯ございます。

ぜひ御覧くださいませ。

正絹袋帯 株式会社 白寿苑 春秋扇面文  | 袋帯 | 京都西陣 帯の卸し問屋 帯みのり (obiminori.com)

 

正絹袋帯 山下織物㈱ ゆらぎ錦 | 袋帯 | 京都西陣 帯の卸し問屋 帯みのり (obiminori.com)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

京都 西陣 帯みのり

 

 

 

きものを学ぼう ー西陣御召(にしじんおめし)とは?-

2023.03.31

みなさま、こんにちは。

本日も、帯みのりのblogを御覧くださり

誠にありがとうございます。

 

本日のblogテーマは、

「西陣御召(にしじんおめし)とは?」

 

最近とても人気の高い西陣御召。

 

みなさま知っておられる方もそうでない方も

着物好きの方は

一度は聞いたことのある言葉だと思います。

 

御召の由来は、

江戸時代に十一代将軍 徳川家斉公が好んで

着用したことに始まります。

 

つまり「将軍のお召物」ということです。

 

正式には御召縮緬といい、

通称「御召」となりました。

ゆえに男物が元々の始まりです。

 

のちに女性も着るようになり、

また定紋等も織られるようになり、

紋御召が発達していきました。

 

明治時代になると、

一般の人々も紋御召を着用するようになります。

 

明治期は御召こそ正装。

戦前までは「御召」と言えば

「いい着物」と言ったくらいです。

 

戦後、

昭和30年代に世の中が戦争から復活してきた頃、

御召は西陣をはじめ、

各産地で盛んに織られるようになりました。

 

この頃の御召に

お洒落な模様のものが多かったことから、

御召は「正装ではない」

と思われるようになってしまいました。

 

 

最近は、西陣御召ブームのようです。

しかし、

西陣で織った着物がすべて御召ではありません。

西陣において御召というには

一定の制約があります。

 

  • お召緯(=八丁撚糸)を使用すること。
  • お召緯とは、1メートルあたり2000~3000回転の撚り糸のことです。
    (甘撚り糸…300回以下、並撚り糸…300~1000回、強撚糸…1000回以上)
  • 同じ回転数の撚りをかけた、右撚りのお召緯と、左撚りのお召緯を交互に2回ずつ、右右、左左と織ります。そして織上がりの後に湯の中に通して「シボ」を出し、「手もみ」しながら巾をそろえて乾燥させるのです。
    (乾燥には自然乾燥、機械乾燥の2つのやり方があります)
  • 白生地を染めるのではなく、染めた糸で織り上げたもの(=先染め)であること。

 

 

これらの条件で製織している「御召」は、

西陣でも2~3軒のメーカーのみです。

 

御召の良い点は、

右撚りの糸と左撚りの糸が同数入っているために、

シボの高さが一定であるところにあります。

ゆえに着用した時の「さばき」がいいのです。

だから将軍様にも好まれたのでしょう。

 

 

一方、縮緬のほうはというと、

目的により撚り数の異なるものを

いろいろに使用して風合いをつくります。

ゆえにシボの高さが複雑なのです。

 

 

戦後までは準礼装として、

またお洒落着として流行し、

どの家庭にも必ず御召がありましたが、染めの着物が礼装の定番になると、

現代では御召を着用する人が少なくなり

生産数も減少しました。

 

 

御召は、

お茶席やパーティー、

ご挨拶の折など少し改まった場所から、

コンサート、お友達との会食、ショッピング、

裾さばきやお袖さばきがとっても良いので、

茶道やお花などのお稽古などカジュアルな場面まで

幅広いシーンで着用できます。

 

 

ぜひ、お気に入りの

「西陣御召」を探してみてください。

 

 

 

 

 

京都 西陣 帯みのり

第2回 産地を読み解く勉強会「西陣織工房見学編」vol.6 -帯の卸問屋 長谷川で西陣織の勉強&帯の見学会-

2023.03.30

 

みなさま、こんにちは♪

本日も帯みのりblogをご覧下さり、

誠にありがとうございます✨✨✨

 

西陣では桜が満開🌸🌸🌸

今週末は、最高気温25度!

の良いお天気だそうですので、

お花見日和ですね☺️

 

 

第2回 産地を読み解く勉強会

「西陣織工房見学編」vol.6

 

いよいよラストの

-帯の卸問屋 長谷川で

西陣織の勉強&帯の見学会-のご紹介です🌈

 

 

西陣ベジサラ舎さんの

とっておきランチで

お腹いっぱいになったところで、

西陣織の勉強会スタートです👘✨

 

産地問屋ならではの、いろんな機屋さんの

美しくて豪華な西陣織の帯が

ところせましと、たくさん飾ってあって

本当に素敵な空間!!!

 

着物好きにとって

最高のお勉強会場です!!!

 

最高です😂😂😂

 

帯の卸問屋 長谷川さんの社長自ら、

西陣織の成り立ちから流通まで

プリントも作成して頂き、

細やかに講義頂きました🌼

 

 

 

 

 

 

原先生も講座の為にプリントを作って下さり、

座学で学ばせて頂いた後は、

西陣織の帯を実際に見て触って!!!

学ぶ講座もとっても楽しかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

「西陣織ふれあいタイム」

 

実際に西陣織の帯や御召着物、

羽織やコート、

いろんな西陣織の商品を

実際に間近で御覧頂きました。

 

 

原先生やえり先生にアドバイスを頂きながら

着物好きな方々と

いろんなお着物や帯を試着してみたり、

本当にたのしい時間を過ごせました。

 

洛陽織物のスタッフの方に

超目玉商品やオススメの帯の

お話を聞かせて頂いたりしました。

 

着物好きな方々と、

本当に有意義で

濃厚なお時間を過ごして頂きました。

 

大好評の原先生の西陣織勉強会✨✨✨

 

また次回も計画しておりますので

ぜひぜひお楽しみに☺️

 

 

 

京都 西陣 帯みのり

 

 

 

 

 

 

これからの入学式に🌸フォーマルシーンに大活躍な西陣織袋帯入荷しました!

2023.03.27

みなさまこんばんは。

本日も帯みのりblogをご覧下さり

誠にありがとうございます✨✨✨✨✨

 

 

いよいよ西陣では、あちこちで

桜が満開になり、

街がとっても華やかに色づいています🌸🌸🌸

 

もうすぐ入学シーズン到来です!!!

ご予定のみなさまは、

もうご準備は整いましたか???

 

 

帯みのりでは、

話題の「くすみカラー」のフォーマル袋帯から

 

 

 

上品な格調高いデザインのフォーマル袋帯まで

 

 

 

幅広く入荷しています✨✨✨✨✨✨✨

 

帯みのりInstagramでは、

オシャレな帯周りの

フォーマルコーデをご案内✨✨✨✨✨

 

 

ありきたりなフォーマルコーデではなく、

少し洗練されたイマドキのフォーマル✨

ぜひ、オシャレな西陣織の今!の袋帯、

ご覧くださいませ💫💫💫

 

 

袋帯,留袖用帯(フォーマル) | 京都西陣 帯の卸し問屋 帯みのり (obiminori.com)

 

 

 

ぜひぜひ、↑HPをご覧くださいませ。

 

 

 

第2回 産地を読み解く勉強会「西陣織工房見学編」vol.4 -洛陽織物 帯見学-

2023.03.10

みなさまこんにちは♪

本日も帯みのりをご覧下さり、

誠にありがとうございます。

 

第2回 産地を読み解く勉強会「西陣織工房見学編」vol.4

-洛陽織物 洛陽さんの帯見学編-のご紹介です。

 

西陣織の歴史を伝える京の老舗 洛陽織物

)https://rakuyou.com/

 

1階の伝統工芸士の方の工房見学を終えて、

一同は、お二階のお座敷へ♪

 

 

立派な「三鈷の松」(さんこのまつ)で有名な縁起の良い松が見渡せるお座敷に

洛陽織物さんの魅力的な帯がいっぱい陳列されています。

お座敷から見下ろした「三鈷の松」

見学が終わった後、この縁起の良い三本に分かれた松の葉をプレゼントして下さりました。

感謝です。

 

 

見惚れてしまうほどに美しい

唐織のネイビーブルーのグラデーションが大人っぽい袋帯。

 

 

 

手織りの素晴らしく美しい手業(てわざ)が見られる袋帯。

圧巻のうつくしさです。

 

 

 

 

 

原先生のこの日のコーデもすんばらしく美しい!!!

 

 

 

 

洛陽織物さんのスタッフの方が

とっても丁寧に洛陽織物の特徴や

御召や織物の説明をして下さりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原先生の詳しい解説も盛り沢山で

本当に濃厚な勉強会になりました。

 

 

 

朝から濃厚な時間を過ごした一行は

お腹ペコペコになって帯の卸問屋さんへ向かいます。

 

 

 

続きます。

 

京都 西陣 帯みのり

 

 

 

 

 

第2回 産地を読み解く勉強会「西陣織工房見学編」vol.3 -洛陽織物工房見学-

2023.03.06

 

 

みなさまこんにちは♪

本日も帯みのりをご覧下さり、

誠にありがとうございます。

 

第2回 産地を読み解く勉強会「西陣織工房見学編」vol.3

-洛陽織物工房見学 工房見学編-のご紹介です。

 

西陣織の歴史を伝える京の老舗 洛陽織物

)https://rakuyou.com/

 

 

 

洛陽織物の若手伝統芸士の「井尾 美也子」さん。

 

とってもお若い!!!

 

 

13年間織り続けて、実績を積んだ人のみが受けられる

西陣織伝統工芸士の試験。

 

 

井尾さんは史上最年少の伝統工芸士です。

 

洛陽織物は

伝統の“手織”にこだわりを持ち、現在も織り続けておられます。

 

様々な職人たちの熟練した技で手間を十分に費やし、

ひと越ひと越をゆっくりと織り上げておられます。

 

長い歴史の中で培われた織技術の豊かさは

西陣織元の中でも屈指の存在です。

格調高い礼装用の帯では有名なところ。

現在は同時にシックでハイセンスなおしゃれ帯でも断トツの人気を誇っておられます。

 

更に夏帯、また御召きものでも独自の高品質なものを作り、

高い評価を得ておられます。

 

 

 

 

この「究極の美」というべき

本物の美しさを是非みなさまに実際に御覧頂きたい。。。

 

 

 

 

手織り工房の外で飼っておられるメダカ。

 

ちいさな生き物を大切に育てておられるのも、

とっても素敵です。

 

 

続きます。

 

 

京都 西陣 帯みのり

2/25(土)26(日)のファミリーセールに岡重の長襦袢生地が登場!!!

2023.02.09

みなさま、こんにちは。

本日も帯みのりのblogをご覧下さりまして

誠にありがとうございます。

 

いよいよあと17日後に迫りました

2/25.26(土日)に行われます

「西陣 春のきものファミリーセール!!!」

大注目の「京の老舗 岡重 」

の粋な長襦袢生地を大量に入荷いたしましたので

ご案内させて頂きます!!!

 

 

 

 

 

 

京都の貴族文化が生み出した

世界に類を見ない手描き、手染めの彩色技法京友禅の美。

 

 

 

1800年後半(安政2年)創業の(株)岡重

http://okaju.com/textile/index.htmlは、

京都美術学校(現京都市立美術大学)にて教鞭を取るなど染織の道を極めた初代。

呉服の裏地染織の優れた技で、当時の友禅界に一大旋風を巻き起こした二代目。

正絹染色に取り組んだ三代目は、第一回京都府産業功労者賞受賞、

四代目岡島重雄は「もの言わぬものに、もの言わすモノづくり」をモットーに

お客様に感動を与えるモノづくりをされておられます。

 

 

超絶有名芸能人の方も愛用されておられる鯛の柄。

 

 

わたしはこの野菜柄がだいすき!

このぽってり具合が絶妙!!!

加茂茄子やみょうがとか

大好きなやさいがいっぱい描かれていて

食いしん坊にはたまらない><

 

ああ、、、見てたら

かぼちゃのクリームシチュー食べたくなってきた。。。

 

 

 

 

正絹特有のしっとりした風合いに、

心地よいハリのある絹地染め。

お柄も写真以外にもたくさん入荷いたしておりますので

おたのしみに!!!

 

 

 

 

 

 

 

第2回 産地を読み解く勉強会「西陣織工房見学編」vol.2 -洛陽織物の歴史的意匠建造物-

2023.02.03

みなさまこんにちは♪

本日も帯みのりをご覧下さり、

誠にありがとうございます。

 

第2回 産地を読み解く勉強会

「西陣織工房見学編」vol.2

-洛陽織物の歴史的意匠建造物編-のご紹介です。

西陣織の歴史を伝える

京の老舗 洛陽織物

)https://rakuyou.com/

洛陽織物は、天保初年(1840年)の創始の

京都西陣織屈指の老舗の西陣織織元です。

 

京都西陣織の伝統を織り継ぐ工房は

西陣の中心地にあります。

 

古き良き佇まいと

職人文化を伝える京町家の工房奥から、

今日もたゆまず手織の機音が響きます。

 

 

洛陽織物は京町家が会社 そして工房です。

現代的で機能的なビルと較べて

使い勝手が良いとは決して言えません。

 

 

 

 

 

 

ただ、ここには便利さと引き替えに

今失いつつある心の豊かさがあるように感じられ、

またそれは着物や帯を装うことと同じなのでは

と思われます。(洛陽HPより)

 

 

 

 

 

建物は慶応3年創業、

京都市の「歴史的意匠建造物」

に指定されています✨✨✨

 

慶応三年といえば、

「大政奉還」が二条城で行われた年です。

すごい!!!

坂本龍馬が暗殺された年です><

幕末ファンとしては、その情報だけで

ここで何時間も佇むこと可能です(迷惑)

 

 

 

 

品のある

凛とした佇まいが美し過ぎます✨✨✨✨✨

 

手入れの行き届いた木の箪笥の上に

鮮やかなだるまさん。

だるまは、

江戸時代に縁起物として流行ったそうで、

「だるま」の赤色は

魔除け効果があると信じられており、

病気予防などにも使われていたんだとか。

 

それが徐々に変化し、

現在では願い事を叶えてくれる

助けをしてくれる置物として飾られています。

 

 

 

工房の前の綺麗なブルーのめだかさん。

冬だけど、とっても元気🌸

 

次回、いよいよ奥の手織り工房に

入らせて頂きます!!!

 

 

 

続きます!!!

 

 

 

京都 西陣 帯みのり

 

 

第2回 産地を読み解く勉強会「西陣織工房見学編」vol.1 -西陣織会館編-

2023.01.26

みなさまこんにちは♪

本日も帯みのりをご覧下さり、

誠にありがとうございます。

 

原先生の「第2回西陣織工房見学編」vol.1

 

-西陣織会館クイックツアー編-

 

 

10時に皆様と西陣織会館で待ち合わせ、

早速西陣織会館の中を原先生の詳しい解説付きで

クイックツアーして頂きました。

 

 

 

2階の展示コーナーで、

めちゃくちゃラッキーなことに、

綴れ織り(つづれおり)の職人様を見学できました!!!

 

 

綴織(つづれおり)は

正式名称を「西陣爪掻本綴織(つめがきほんつづれおり)」といい、

日本美術織物の最高峰と呼ばれている超絶貴重な技法です。

 

 

 

 

 

「綴機(つづればた)」

という、人の手足のみで操作する織機を使用し、

 

「爪掻(つめがき)」

という伝統的な技法で文様を織り上げ、爪で織る芸術品です。

 

下絵には計算された型紙のような図案はなく、

色・形ともに職人の感性と技に委ねられます。

職人の豊かな感性と高度な技術が注ぎ込まれるため、

世界にひとつだけの作品となります。

 

見えますか???

ギザギザにノコギリみたいになった爪。

 

爪掻本綴織とは、必要な部分の経糸(縦糸)を杼(ひ)ですくい、

ノコギリ状に研いだ爪先で緯糸(横糸)を掻きよせ、

強度が平均になるように「筋立て」という櫛で織り込んでいく技法です。

 

この時、緯糸で経糸を包み込むように織るため、表面に縦糸は見えず、

表裏とも同じ模様が現れます。

 

緯糸と緯糸の境目に「ハツリ孔」と呼ばれる隙間ができるのが特徴で、

文様そのものは立体的な仕上がりになります。

 

また、糸の始末をするため、裏から織り始めるので、

表れる原画と左右逆の絵になります。

う、、、裏から織り始めるって、、、

どいうこと???凄すぎませんか???

素晴らしい技術です。

続きます!!!

 

 

 

 

 

 

 

京都 西陣 帯みのり

 

 

第2回 産地を読み解く勉強会「西陣織工房見学編」ご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました

2023.01.23

みなさまこんにちは♪

本日も帯みのりのblogをご覧下さりまして

誠にありがとうございます。

 

先週の金曜日、1/20、

第2回 産地を読み解く勉強会「西陣織工房見学編」

無事終了いたしました!!!

 

ご参加頂いた皆様、

お世話になりました洛陽織物の皆様、

本当にありがとうございました!!!

 

また、どしどしレポート書かせて頂きます!!!

 

京都 西陣 帯みのり

 

 

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