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みなさま、こんにちは🌈
本日も帯みのりのblogをご覧下さり
誠にありがとうございます🍎
今日も結構寒いですね🍵
あったかい飲み物が美味しくて、
幸せな気持ちになります☕️
今日のテーマは、「名古屋帯について」
名古屋帯の起源は、
大正時代、名古屋の女学校の先生が
二重太鼓をもっと早く結びやすくしたい!!!
と考案されたものだそうです。
手先から、たれ先部分までの帯幅を
最初から半分に仕立て、
背中の太鼓の部分を二重ではなく
一重太鼓で着付けることが出来るように
開発されたもの、それが名古屋帯です💫
よく、着物ツウのみなさんが
「なごや、なごや」と呼ばれるので、
着物初心者の私は、
本当に何ひとつ知らなかった頃、
名古屋で全部作られてるから「名古屋帯」やって思い込んでました😂
せやのになんで西陣織なんやろ、、、
って思ってたのも束の間、
大御所様から色々詳しく教えて頂き
すぐに問題解決致しました✨✨✨
まさか大正時代の
名古屋で働く女性の
キャリアウーマン考案の帯だとは。
他にもいろんな発祥の由縁はありますが、
いずれも二重太鼓よりもっと簡単に軽く結べるもの、
として考案されたのが名古屋帯です。
袋帯の長さが通常
約435cmくらいなのに対し、
名古屋帯は約350cm。
約85cmも短いです😳😳😳
それでは次に、
名古屋帯でよく聞かれる
「八寸と九寸の違い」 についてご紹介します。
名古屋帯の中には
「八寸名古屋帯(別名:袋名古屋帯)」 (以下、八寸) と
「九寸名古屋帯」(以下、九寸)
と呼ばれるものがあります。
その違いは、織る際の幅にあります。
八寸帯は幅約31cm(約8寸)
九寸は幅約34cm(約9寸)で織り上げます。
八寸・九寸の名称は、この織り上がったときの幅に由来します。
袋帯の簡略版である名古屋帯は、
八寸・九寸のどちらもタレ(巻き始める方と反対側の生地)の端を
お太鼓に当たる部分まで折り返し、
二重に仕立てます。
着用する際にはどちらも同じ幅に仕立てられるので、
着姿を見て「これは八寸です」「これは九寸です」
のようには見分けにくいのですが、
八寸と九寸では帯の端の仕立て方(かがり)に
差があるため、厳密には区別が可能です。
![](https://obiminori-blog.com/wp-content/uploads/2021/09/35D43186-5D40-4A01-BEF7-3B8C10939C6F.jpeg)
帯の素材としては、
よく知られる絹をはじめ、
ポリエステル、綿、麻や変わったところでは藤などの
植物繊維を織り込んだような帯もあります。
糸使いの違いによって柔らかさやシャリ感が変わり、
八寸は主にしっかりとハリのある生地で芯地を入れずに仕立てられることが多く、
九寸は柔らかい生地で芯地を入れて仕立てられることが多いようです。
しっかりとハリのある八寸(綴帯を除く)は、
よりカジュアルな用途で着用される傾向があります。
日常生活のちょっとしたお出かけ、例えばカジュアルなランチなどです。
ただし綴帯は八寸ですが、格式のある柄のものは、
セレモニーなどのフォーマルシーンでも用いられます。
対して九寸は、柔らかい生地に芯地をいれて仕立てられることが多く、
繊細な織表現が多いため、カジュアルの中でもお茶のお稽古、
観劇などセミフォーマルに近いシーンまで着用OKと言われています。
最後に、
名古屋帯の仕立ての中でも、代表的な仕立てについてご説明します。
名古屋仕立て
![](https://obiminori-blog.com/wp-content/uploads/2022/09/名古屋仕立.png)
手先から太鼓までを半分に折ってかがった仕立てのことです。
メリット
初めから手先が折ってあるので初心者には結びやすい。
デメリット
収納時に開き仕立てに比べて厚みの差が出やすい。
前幅が決まっていて調整ができないため、
前幅を調整したい方には不向きである。
( ただし、仕立ててから調整はできませんが、
あらかじめ前幅を広く取っておくことは可能ですので、
大きなサイズが良い方でも名古屋仕立ての帯をお仕立てになることは可能です。)
松葉仕立て
![](https://obiminori-blog.com/wp-content/uploads/2022/09/松葉仕立.png)
手先の部分を端から約15~30cmくらいを折って縫いつけた仕立てです
。
約15~30cmというサイズは、
標準の基準ですが、一般に明確な基準はありません。
メリット
手先の仕立て部分が前幅を決める目安となるため、着付けやすい。
前幅の調整ができる。
デメリット
開き仕立てに比べると収納時に厚みが出る。
開き仕立て
![](https://obiminori-blog.com/wp-content/uploads/2022/09/開き仕立て.png)
手先から前柄までを半分に折って縫わず、フラットに仕立てたものです。
メリット
畳んだ時に厚みがでず、収納がしやすい
デメリット
着る際に毎度、前柄部分の生地を折る必要がある。(着付け時に手先の確認が必要)
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いかがでしたか???
帯みのりでは、
粋でオシャレなな名古屋帯を沢山ご用意致しております。
ちょっとお友だちとランチやカフェへ行くときに
気軽に結べて、とっても軽い名古屋帯。
是非オススメです💫💫💫
西陣帯みのり 名古屋帯特集