西陣帯「織元」のご紹介 ー 織元 白綾苑 大庭 ー
2022.05.26
白綾苑 大庭は、
織の伝統深い西陣の地に半世紀に渡って育まれました。
半世紀近くに磨き抜かれ完成された一つの帯作品、
それが袋帯の西陣大庭の袋帯が持つ本物の帯の魅力です。
技術に一層磨きをかけ、高品質の織物を製織しておられます。
白綾苑大庭流といたしまして、
「風合い」
表地、裏地共に同じ地合を使用し、同じ職人が同じ機で製織しています。
そうする事で、表地、裏地が相違なく、柔らかな手触りとしっとりとした風合いが生まれます。
更に、弊社の製品は、柔軟性にも富み、丈夫ですので、
本仕立ての折りに”帯芯を入れない”ご使用をお勧めさせて頂いております。
織り上がりそのままの風合いで、軽く薄く、絹鳴りの音も味わえ、思い通りの帯結びをして頂けます。
「糸」
葛籠糸 つづらいと
葛籠錦に使用しております、大庭開発の「葛籠糸」は、
太さの異なる糸を編むような構造により、互いの糸がより一層絡み合い、耐久性にも優れ、
ももけ、毛羽立ちや糸浮きが少ない糸です。更に、染料と巧く調和し、
色は底深く力強く、光沢を抑えた落ち着きのある色彩を表現できる糸です。
芯糸を巻き込むように、それぞれの糸が螺旋状に巻くので、丈夫で、相良刺繍のような効果が出ます。
諸糸もろいと
弊社の諸糸は、葛籠糸に比べると光沢感があり、艶が引き立ちます。
双糸や単糸を引き揃えて、撚りを掛けた糸で、これらの糸を帯の柄や用途によって使い分け、
柄色の光沢や凹凸の表現に用いております。