「小千谷ちぢみ」染織部門で日本初の快挙 ユネスコ無形文化遺産への登録
2023.07.28
みなさま、こんにちは。
本日も帯みのりblogをご覧下さりまして
誠にありがとうございます。
今月の七夕から始まりました
「夏着物デビューセット」
御覧になられましたか???
夏のキャンペーン | 京都西陣 帯の卸し問屋 帯みのり (obiminori.com)
本日は夏のキャンペーンで大注目の
「小千谷ちぢみ」について少し調べてみました。
小千谷縮とは?
小千谷縮(おぢやちぢみ)は、新潟県小千谷市周辺で作られている麻織物です。
千数百年前から作られていたという越後上布を改良してできた伝統工芸品で、
苧麻(ちょま)と言う麻の繊維で作られる織物です。
麻織物は、乾燥に耐性がないため、作る過程で適当な湿気が欠かせません。
新潟県の小千谷という地域は雪が多く、
湿った空気が保たれていることで麻にとって最適な環境であり、
その豪雪地帯の気候を生かし小千谷縮は発展をしてきました。
小千谷縮の特徴は、シボと呼ばれるしわです。
撚り(より)の強い糸を使うことで、
撚りがほどけたときにシボが生まれます。
もともと麻は水分を発散し、
乾燥しやすい素材なのでべたつきにくい着物ができます。
シボの要素が加わることによって、
さらっとした夏に最適な着物を作り出すことが可能です。
高温多湿という日本の気候にも合っていたことで、
日本人に愛される着物となりました。
日本の衣服には絹や藤布、麻布などがあり、
越後上布は新潟県周辺で古くから庶民に利用されていました。
越後上布の歴史は古く、奈良正倉院にも記述があるほどです。
将軍や朝廷への献上品に利用されるように、
当時より高級品として扱われていました。
小千谷縮が生まれたのは、1670年頃(寛文年中)です。
明石藩士であった「堀次郎将俊」という人物が、
明石縮を参考にして越後上布から生み出しました。
その後、魚沼地方全域に広がり、江戸時代に最盛期を迎え、
年間で20万反を生産するという産業にまで発展しました。
明治時代以降は近代技術が発展したため、
手仕事で生産する職人が減少し、
工業化の波に飲まれていきます。。。
現在、この技術を守る活動があり、
伝統を受け継ぎながら、さらに上質の麻織物が作られています。
江戸時代初期に改良され、緯(よこ)糸に強い撚(よ)りをかけ織り上げた後に、
湯もみを行い独特のシボ(しわ)を出すことで小千谷縮が誕生しました。
独特のシボによって肌にベタつかずさわやかな着心地で、
とっても生地自体がやわらかく、
優れた通気性と吸湿性を持った清涼感あふれる夏物着尺地です。
美しい越後の小千谷ちぢみと、
帯(名古屋帯、半巾帯)のセット、
なんと、今回、
着物と帯のお仕立て代金が込みで
¥98.000(税込)となっております。
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またとない破格のお値段設定になっておりますので、
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