さざれ石のある中庭
2019.06.21
本社応接室にあるさざれ石のある中庭。
日本の国家に出てくる「さざれ石」。
さざれ石を漢字で書くと「細石」となるそうで、
もともとは小さな石のことを指しています。
君が代の歌詞を読むと、
「さざれ石の巌となりて」
とありますが、
これは小さなさざれ石が長年かけて、
巌という大きな石になるまでの
長い長い年月を示すものだそうです。
国歌「君が代」は、
平安時代に詠まれた歌で、
「新古今和歌集」に採録されました。
小さな石とは、
わたしたち一人一人のこと。
その小さな石が
思いを一つに力を合わせれば、
大きな巌となる。
過去と現在と未来が一つに繋がって、初めて巌となる。
つまり、「みんな必要な人間」だということが、
この大きな石から伝わってきます。
弊社、創業者の一致団結して西陣織を
世に広めたいという
さざれ石に込められた
想いが伝わってくるようで
改めてこのさざれ石を見ると、
何とも感慨深いものがあります。
帯みのり 店主