本袋帯と呼ばれているものは、表側の生地と裏側の生地とが、一枚の生地で筒状になっています。
つまり、縫い合わせて袋状に仕立てたものではなく、織る時点で袋状に織られています。
上の表生地を織ったら、次は下側の生地を織るというように、回転しながら織っています。
上品なオフホワイトの地色に、落ち着いたブルー系の美しい洋花がダイナミックに咲き誇る
大変豪華な柄付けです。濃い色の着物に合わせたり、淡い色合いの着物に合わせたり、
コーディネートが楽しみな帯です。
帯の両端に縫い目がないため、薄手の帯になり、軽くてしなやかです。
表裏が同生地なので違和感がなく、締め心地が良く快適です。
永年の使用にも、表地と裏地との伸縮性の違いによるデコボコや膨らみが出ず、
いつまでも表面が綺麗に保てます。