生地の底には銀箔が通っており優しく控え目な箔の煌めきが効果的に上質感を醸し出しています。
タテ糸のヨロケた表情も柄がシンプルな分引き立つ風あいを楽しめる帯です。
上品なタテのヨロケで左右に分けられたランダムな太細の縞に七宝紋様がはめ込まれており、
現代的に昇華された図案に古典紋様の普遍的な美を感じます。
シンプルで控え目でありながら上品な存在感がある帯となっております。
画像では確認しづらいですがこちらはタテ糸の表情にもヨロケた表情のある本袋帯(ほんぶくろおび)です。
一般的な袋帯は、表側の生地と裏側の生地とを別々に織り、あとから縫い合わせて袋状に仕立てられています。
対して本袋帯と呼ばれているものは、表側の生地と裏側の生地とが、一枚の生地で筒状になっています。
つまり、縫い合わせて袋状に仕立てたものではなく、織る時点で袋状に織られています。
ことばで説明するのは難しいですがタテ糸が表用、ウラ用とニ層になっていて
同じヨコ糸で筒状に織られていきます。内側に文様が出るように織られていきますので
織手さんも織り上がった帯全体を、そっくり裏返して、はじめて全部の文様を見渡すことができますので
熟練の技術と勘が必要とされます。
高い技術で織られた本袋帯ですから、西陣で織っている機屋さんも数えるほどで
今では大変希少性高い帯となります。また本袋帯には技術に裏打ちされた大きなメリットもあります。
帯の両端に縫い目がないため薄手の帯になり、軽くてしなやかです。
また面裏が同生地なので表裏の添いが大変よく、結び心地も良く快適です。
永年の使用にも、表地と裏地との伸縮性が同じなのでいつまでも結び心地がかわりません。
未精錬(みせいれん)の生縦(きだて)のようなハリ感と手薄さは袷と単衣時期、
訪問着、付下げ、特に色無地にはピッタリで、たいへん重宝いただける帯となっています。
生地の底には銀箔が通っており優しく控え目な箔の煌めきが効果的に上質感を醸し出しています。
タテ糸のヨロケた表情も柄がシンプルな分引き立つ風あいを楽しめる帯です。
素材 | 絹70% ポリ15% ナイロン15% |
生産 | 日本製 |
着用時期の目安 | 袷と単衣 |
お仕立て時のサイズ | 全長約442cm 幅約31cm |
柄付け | 全通 |
証紙番号 | 帯みのりオリジナル |
帯の用途に合わせて、仕立て方をお選びいただくことができます
京都・東京のショールームで実際に帯をご覧いただけます。
丁寧に梱包してお届けいたします。