かぼちゃ、なすび、きゅうりなどの野菜をまるで絵画の様に美しく配置しています。
「動植綵絵」からヒントを得たものではないでしょうか。
当時は珍しくもあり、人気柄だったそうです。
身近なところにデザインソースがあったのですね。
シックな黒地に、落ち着いたカラーで野菜がとっても生き生きと描かれています。
とても写実的で、リアルに表現された野菜たち。。。
私は茄子とみょうがが大好きなので、
ついつい美味しそうだなあと見入ってしまいます。
点描綴という技法が使用されています。
西陣織の伝統技術、紹巴を綴織技法を用いて、
横糸を点描画のように細かく織物の上に表現する織り方です。
経糸と横糸の組織バランスがよく、しなやかで手薄く大変軽く結びやすくなっております。