この袋帯、通常西陣ではお召を織る機で織られております。
帯とは思えないなんとも言えない手薄さ、それでいてお召しのようなシャリ感、帯として成立するコシがあります。
とても不思議な風あいの帯です。紋紗(もんしゃ)は単衣〜夏の薄物着尺として織られる透け感のある生地となります。隣り合うタテ糸を跨いで交差させながらヨコ糸を織る

「綟り織(もじりおり)」技術により柄を織りながらレースの様に透け感のある織物を帯として開発しました。

着物用の生地である着尺を帯幅にカットしたわけではなく、着尺幅(約40㎝)から帯織上がり幅(約34㎝)用に機から変えて織っており、帯として成立する糸密度とお召し特有の風合いを考えてコシ、ハリを生み出しています。柄テーマは帯を結んだ人の願いが実を結び、叶うように

「鬱金香(うこんこう)」、
「無花果(いちじく)」、
「柘榴(ざくろ)」の実のなる
植物をモチーフにしており、

柄の一部分が透けるように織られています。

着用時期、おすすめ着物:涼やかに単衣〜夏の時期に
無地感小紋、お召し、紬など、あっさりしたおしゃれ着全般に。

ザックリした見た目に反する玉繭(たままゆ)特有のシャリ感の心地よい風合いと素朴な落ち着きが魅力の帯です。紬にもお召にも合わせやすい帯をつくりたい!そんな想いで織り上げました本作は玉繭をヨコ糸に使っています。
もちろん小紋にも。おしゃれ帯としてコーディネートの幅が広がります。

特徴:
紬にもお召しにも合う帯が作りたい、そんな想いで作った帯は2頭以上のお蚕さんが共同でひとつの繭を作る、作られる繭全体の2〜3%しか取れない希少な「玉繭(たままゆ)」から作られる糸を用いて作られています。1つの繭から2本以上の糸が繰り出される際に絡まり糸に節が出来、紬糸のような見た目になります。本商品には経糸、緯糸両方に玉繭が使われています。
生糸の多くは糸染めしやすくする為、絹の光沢としなやかさを出すために糸繊維を覆うセリシン(糊状のタンパク質)を落とす精錬(せいれん)を施しますが本商品に使われる玉繭はこのタンパク質を完全に落とし切らずに糸の張りを保っております。
この玉繭糸がヨコ糸に使われ織り上げられる事でザックリとした見た目、シャリっとしたハリ感が生まれます。

着用時期、おすすめ着物:
単衣〜夏の時期に
紬全般、お召しなど。麻、綿素材の着物にも。

現代的に昇華された古典紋様を源流とする図案に普遍的な美を感じます。
シンプルで控えめな印象ですが上品な存在感のある帯です。
「本袋帯(ほんぶくろおび)」とは、表地と裏地が一枚の筒状に織られている帯のことです。 見た目は表地と裏地を縫い合わせて袋状に仕立てた袋帯の形状をしていますが、「本袋帯」は織りの段階で袋状に筒状で裏返しの状態で織りすすめられるため、出来上がりまでは織り手本人でも紋様を見ることが出来ません。 したがって、熟練の技が必要とされます。
熟練の技術と勘が必要とされる帯で、西陣で織っている機屋さんも今では数えるほどしかありません。
帯の耳(両端)に縫い目がないため耳が薄手の帯になり、軽くてしなやかです。
永年の使用にも、表地と裏地との伸縮性が同じなのでいつまでも結び心地がかわりません。結んだ時の圧迫感も、少なく、形崩れもしにくいです。

着用時期、おすすめ着物:
11月〜5月袷の時期
訪問着、付け下げ、色無地など
フォーマルの装いに

上品な深い光沢が魅了する 極上の手技説明文、特徴:
英語でベルベット、仏語でベロアと呼ばれる
ポルトガル名の「ビロード」が馴染み深く日本には16世紀にポルトガルからもたらされ織田信長もビロード製のマントを愛用したと言われる。
毛足の長い起毛による深い光沢と上品な手触りが特徴です。西陣では本天(ほんてん)とも呼ばれ特にこの技法で織られたシルク製品を指し、特有の羽毛を作るためにタテ糸にヨコ糸3回ベースの生地を織り、それに対して1回、直径1ミリほどの鉄線が織り込まれます。
織り上がった後、生地の鉄線に跨るタテ糸を鉄線に沿って一本、一本ベース生地を傷つけないよう専用の小刀でカットします。
カットしたパイルタテ糸の断面が開く事で起毛し、特有のしっとりとした艶感を生み出します。
ビロードの角度によって底にのぞく織柄が見え隠れする様は妖艶で上質な装いを演出します。非常にデリケートな手技による糸をカットする後加工を施し、初めて本ビロードとなる、その手間とリスクから西陣でビロードを織る織屋も今となっては3軒程度となり大変希少性の高い織物となっています。

着用時期、おすすめ着物:
11月〜5月の袷の時期
フォーマルまたは、おしゃれ袋帯として
訪問着、付け下げ、色無地
小紋、お召し、紬 など

ハンドメイドの帯留めは、ガラスに見まがうほどの美しい透明性を保ち、耐久性に優れた樹脂素材を使用しています。実際にガラスを凌ぐ透明度があり重厚な質感、高級感が帯周りとコーディネートを引き立ててくれます。光線透過率はガラスを凌ぐ93%(ガラスは92%)となります。マーブル状に混ざり合う色味により趣きは様々で天然石やガラスの質感がありながら軽く、金具台との食い付きが良いためガラスの様に剥がれる心配もございません。

〈帯締めについて〉

6種類から選びいただける帯締めは

四分紐は正絹の真田紐となります。

戦国時代の武将 真田幸村が作り始めたと言われる真田紐ですがもともとは鎌倉、平安時代に現在のネパールあたりから渡来した織物が起源と言われております。 「組紐」に対し、機(ハタ)などを使い縦糸と横糸で

平たい紐状に織ってゆくものを「真田紐」 と言います。

「組む」のではなく「織る」のです。

通常の織物の幅に必要な本数の倍以上の正絹の撚りタテ糸に対し、ヨコ糸を強く打ち込んでタテ方向に圧縮して織ることから縦に引っ張る力に強く、伸び難く非常に丈夫な紐が出来上がります。

元々は一重織でしたが、より強くする為に袋織り(袋状)の独特な織り方となっています。

その丈夫さから古代よりさまざまな生活用具に密着して使われてきました。

刀の柄や茶道具などの木箱にかける紐として使われてきたのはその打ち込みが細かく滑りにくい、光沢があり上質な特性からでしょう。

海外ではサムライテープという名称で自転車のハンドルに巻く紐としても有名です。

創作ビーズ織作家【TAEKO MAEDA】

         

創作ビーズ作家〖MAEDA TAEKO〗によるハンドメイドのビーズ織帯留。

専用の織り機を使い、張ったタテ糸に横糸に通したビーズを一粒ずつはさみ、まさに織物生地のようにビーズを織り上げています。

規則正しい配列やビーズ配色によるグラデーションを活かしてイメージをカタチにしていく作業は帯地製織に近いものがある。

カットビーズやガラスビーズも用いながら光の反射や見え方にもセンスが光る他に類を見ない逸品。

―前田 多瑛子プロフィール―

美大で染織を学んだ後、約30年前よりビーズ織と型染を始め、デザイン色彩の勉強を続ける。

ビーズ織を個人店、デパート、個展などで発表する傍ら、帯留めに限らず総合的ビーズアクセサリーの講師も努める。

【着用時期、合わせる対象】

帯留、帯締めともに袷の季節だけでなく、単衣、盛夏のお着物、浴衣にもお使い頂けます。

帯みのり女将ゆみこデザイン

帯みのりオリジナルキャラクターを本染=注染(ちゅうせん)した「みのりちゃん手ぬぐい」。

お色は、グレー、ピンク、グリーンの3色をご用意させて頂きました。

注染のほんわかした手仕事の味わいある手拭いです。

コンパクトに折りたためるので持ち運びにオススメのみのりちゃん手ぬぐいです。

【着用時期、合わせる対象】

年中、季節問わずお使い頂けます

 



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